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海老原 格准教授(自発研究ユニットフェロー)が2025年度つくば奨励賞(若手研究者部門)受賞

  • 研究成果

一般財団法人茨城県科学技術振興財団(理事長:江崎玲於奈)は、2025 年度つくば奨励賞(若手研究者部門)の受賞者を次のとおり決定しました。

<抜粋>

つくば奨励賞(若手研究者部門)

○受賞者
海老原 格(えびはら ただし)
・生年月日 :1986 年2月15日(39 歳)
・所属・役職:筑波大学 システム情報系 准教授

○授賞の対象となった研究主題及び研究内容
<研究主題>
水中における通信と測位を実現する音響無線技術に関する研究
<研究内容>
地球表面の約 70%を占める海洋は、気候変動や生態系保護、資源管理など地球規模の課題解決において重要な役割を果たしている。このような中、海中 IoT(Internet of Things)の実現は、海洋環境のモニタリングや資源管理、災害予測などにおいて不可欠な技術である。
海老原格氏は、海中 IoT の基盤技術である「水中音響通信」に関する研究を推進しており、特に電力対策やドップラー対策の確立を実現し、実海域における実証実験にまで到達している。この結果、電波がほとんど伝わらない水中において、解決の鍵となる音波を利用した通信技術により、効率的かつ安定した通信技術の開発に大きく貢献している。上記の成果は、大きな社会インパクトがある技術として高く評価されており、数多くの著名学術誌に掲載されたほか、国内外で8件の賞を受賞している。


<資料>2025 年度江崎玲於奈賞、つくば賞及びつくば奨励賞受賞者の決定について(2025年10月28日) 
出所: (一財)茨城県科学技術振興財団、茨城県産業戦略部科学技術振興課

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