Jihatsu Research Unit 自発研究ユニット

自発研究ユニット フェロー
海老原 格 システム情報系 准教授
未踏の海に挑む
スマートセンシング
海は、地球上に残された最後の未踏フロンティアのひとつです。そのセンシングは、気候変動や資源管理といった地球規模の課題から、漁業の近代化や水中インフラの自動化など地域のニーズに至るまで、現代が直面するさまざまな重要課題の解決に欠かせません。未踏の空間である海中を開拓するためには、ドローンやロボットなどの移動手段に加え、遠方まで届く音波を利用した地図作成や通信技術の確立が不可欠です。しかし、音波は電波に比べて伝搬速度が大幅に遅く、信号を劣化させるマルチパス(直達波と海面・海底反射波の干渉)やドップラー等の影響が大きくなります。私たちは、このような挑戦的な海中環境においても安定した水中通信および測位を実現する基盤技術の開発に取り組み、次世代の海洋探査、産業、そして持続可能な海洋利用の実現を目指します。

研究分野 | 通信工学、海洋工学、計測工学 |
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研究課題 | 浅海域でのロボット遠隔操縦に向けた超音波測位システムの開発 |
キーワード | 水中音響、測位、通信、マルチパス、ドップラー |
認定開始年度 | 2025年度 |
認定終了年度 | 2029年度 |
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