Jihatsu Research Unit 自発研究ユニット

自発研究ユニット フェロー
山岸 洋 数理物質系 准教授
生命の不思議を分子とレーザーで探る
分子の研究をしていると、「この分子をどこまで複雑にすれば生命になるのだろうか?」と疑問に思うことがあります。生き物の細胞は非常に精巧に作られており、いま人類が合成できる最も複雑な分子ですらまったく太刀打ちできませんが、40億年ほど前、生命が始まった時点で利用されていた分子はもっと単純だったはずです。
私は有機化学に加えて光物理学と分子生物学を利用することで、その始まりの分子を作り出せないかと考えています。特に、現在の生物とは異なる新しい分子システムや化学反応や、生命反応に限らず生き物と物質の中間にある分子材料に広く興味を持っています。例えば人間や他の生き物の体の中で働くことができる小さな分子マシンや、柔らかくて生き物のように動く電子光デバイスを創り出すことを目指しています。

研究分野 | 有機化学 |
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研究課題 | 生体の内部で機能する微細なレーザープローブの開発 |
キーワード | マイクロレーザー、光プローブ |
認定開始年度 | 2025年度 |
認定終了年度 | 2029年度 |
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