Jihatsu Research Unit 自発研究ユニット

自発研究ユニット 助教
関畑 大貴 数理物質系 助教
QGPで探る
創世の物理
私は、クォーク・グルーオン・プラズマ(QGP)と呼ばれる高温・高密度状態の物質相を、原子核衝突実験を通じて研究しています。これは宇宙創成直後(10⁻⁶~10⁻⁵秒後)の物質状態であり、中性子星内部にも存在するとされます。RHICやLHCで得られた金・鉛原子核衝突の実験結果から、ハドロンでは説明できない完全流体的性質を持つQGPが確認されました。私は、初期状態の特定により理論模型の多様性に起因する曖昧さを打破し、高エネルギー原子核衝突現象の統一的理解を目指しています。究極の目標は、宇宙創成の全体像を明らかにすることです。

研究分野 | 高エネルギー原子核物理学 |
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研究課題 | 高エネルギー原子核衝突の初期状態特定 |
キーワード | クォーク・グルーオン・プラズマ、高エネルギー原子核衝突実験 |
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